『呼吸する境界線』
会期:2020.6.25(Thu) - 7.12(Sun)
時間:木・金・土・ 日曜 13:00 - 18:00 (月・火・水は 休廊)
場所:宇フォーラム美術館(国立・東京) 入場料 800円 東京都国立市東4-21-10 TEL : 042-580-1557 ・バス 国立駅前(南口)/立川バス/6番乗場より第三小学校(4分)下車+徒歩4分前後
- 呼吸する境界線 -
U-FORUM Museumでは、「時間と記憶」を題材として世界各地で制作・発表を行う吉野祥太郎 の個展を開催します。 吉野祥太郎は「土地の記憶」を表現し、国内外の美術館やギャラリー、多くのオルタナティブスペー スや野外での発表のほか、地域密着型のイベントなどを行っている。吉野の代表作となる「地面を持ち上げる作品」は、記憶の堆積としての地面を持ち上げることでそこに堆積した歴史を優しく汲み上げる。こうした地面と記憶の表出によって、その作品は「場」に対する影響、そこに関わる「人 間」に与える影響、その場所と人間との関わりを考察させ、心の奥深くにある意識を揺さぶる。 主な展覧会に「Paralleles Obliques | 交差する平行線」(横浜, 2018) 、「8 LAND ART FESTIWAL Fundacja Latająca Ryba」 (ヤヌフ・ポドラスキ, ポーランド, 2018) 、「LAND ART DELFT 2017 」 (デルフト, オランダ, 2017) 、「ECHANGEUR 22」(フランス , 2017) 、「水と土の芸術祭」 (新潟 , 2015) 「 瀬戸内国際芸術祭/小豆島アート プロジェクト2012」(香川 ,2012 ) 「NO MANS LAND / 旧 在日フランス大使館 」 (東京, 2009 )などがある。 この度の個展では、様々な場所での滞在制作の中で吉野がそれぞれの場の体験と記憶を作品へと変換 させてきた経験を活かした作品の展開が提示されます。 現代社会における目に見えるものと見えないものを作家自身が消化し、物事の表層とその内側につい て考察を行う展覧会となります。 この空間の中で静かに何かを見つめ、そこに存在する物事の内と外を感じていただければと思います。
ぜひご高覧ください。
キュレーター Masamichi Tamura